3度目の爆発事件 標的となったのは入国管理局のオフィス
これまでに発生した事件については以下にまとめてあります。
1. 24日にイミグレオフィスで起こった爆発
そして、24日(祝)に3度目の爆発事件が発生しました。(24日はNational Dayというミャンマーの祝日)
この記事が配信された2016年11月25日現在で
わかっていることをまとめていこうと思います。
場所はSouth Dagon Tsp.Pyi Htaung Su Rd.のイミグレ事務所ということで、2度目の爆発事件が発生したCapitalハイパーマーケットと近いことがわかります。
Police found three M150 energy drink bottles filled with chemical liquids stashed in the immigration office bathrooms and one in a rubbish bin, according to a statement released by the Yangon Region Police Force. An additional fifth bottle, which did not go off, was found near another bathroom.
この爆発によるケガ人は無し。
今回も、犯行に使われたのはタイのエナジードリンク"M-150"のビンに薬品を詰めた手作りの爆薬"Homemade explosives"だったようです。
あるトイレに3本、同トイレ内のゴミ箱に1本、別のトイレに1本の計5本が発見されたそう。
2. 3つの事件の共通点
・ケガ人は出ていない
・いずれも事件も使用されたのは、エナジードリンク"M-150"のビンに薬品が詰められた手作りの時限爆弾
3. 容疑者は3人に絞られている?
同じくミャンマータイムズの別記事によれば、容疑者は3人に絞られているようです。
これはOceanとCapitalから回収した監視カメラの映像を分析した結果だそうで、引き続き調査中なんだとか。
4. 爆発事件発生後、スーパー等はセキュリティを強化したのか
1・2度目に爆発が発生したのがスーパーということで、スーパーやデパートはセキュリティを強化しているのか。
私はこの5日間でOcean(事件が発生した店舗ではない)、ミャンマープラザ、ルビーマートに足を運びましたが・・・。
事件発生前と後で、セキュリティはほとんど変わっていない。
ミャンマーのスーパーやデパートは、入り口で持ち物検査等のセキュリティチェックがあることが普通です。
事件発生後もいつも通りのザル検査でした。
ミャンマー1のデパートと言われるミャンマープラザですらずさんなチェックでした。(週末という事もありお客さんは多かった)
かろうじて見受けられた変化と言えば、ルビーマートの警備員が増員されていたことくらい。
ルビーマートは他のデパートと比べて、小汚いので正直期待していなかった分おどろきました。見くびってました。
5. まとめ
1度目2個、2度目4個、今回5個と爆弾の個数が増えていることが気になります。
犯行に使われているのが手作りの爆弾ということもあり、殺傷能力は低いと思われます。
それでも注意は必要です。何かあったら落ち着いて行動しましょう。
犯人はミャンマーのセキュリティや危機管理能力の低さをあざ笑うかのように、短期間で爆弾を設置しています。
一連の事件を教訓に、テロに関する危機感を持ってほしいです。
そういう意味では、犯人は今の油断したミャンマーに対して警鐘を鳴らしているのでしょうか。
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